ジュール叔父さん(86)(最終回)
——————————【86】————————————————
Je n' ai jamais revu le frère de mon père !
Voilà pourquoi tu me verras quelquefois donner
cent sous aux vagabonds.
.——————————(訳)————————————————
ぼくは叔父にはそれっきり会うことはなかった!
これがなぜしばしばぼくが浮浪者に100 スーを与える光景
を君は見るのかというわけなのだ.
——————————《語句》——————————————
revu:(p.passé) <revoir (他) 再び会う
jamais:(副) 二度と~ない;
avec un souvenir qui ne réapparaîtra jaimais
二度と帰らぬ思い出乗せて
verras:(単純未来2単) < voir
donner:視覚動詞voir の補語、同時にvoir の目的語me
を意味上の主語にもつ述語不定詞.
Tu vois me donner une pomme à Marie.
君は私がりんごをマリーにやるのを見ている.
vagabond(e):(名) 浮浪者、放浪者、ホームレス.
————————≪学習は以上です≫—————————————
pro解約の都合上あと10日で入室ができなくなるため
投稿を急ぎました.急がせてすみませんでした.
そして
長い間、おつき合いいただきありがとうございました.
「ジュール叔父さん」の学習はこれで終わりです.お
疲れさまでした.モーパッサンは文章が自然で素直だ
といわれており、多くの学習教材に使われています.
『ジュール叔父さん』もそのひとつで、フランス語
を学ぶ上での格好の教材かも知れません.この学習
で用いました教材は下記の通りです.
1:大学書林「首飾り(他三篇)」(p.42 ~ p.73)
2:大学書林「モーパッサン短篇集Ⅱ」
3:第三書房「モーパッサン短篇集(1)」
4:folio calssique “Maupassant —Miss Harriet ”
(p.225 ~ p.236)