第4教室:『仏作文』①スタンダードフランス語講座 / ②『吾輩はネコである』

『ジュール叔父さん』と『星』の学習は終了、過去記事保存しています.た.

語学学習日記(ドイツ語学習) ハイジ(3)


ハイジ(3回目)


.———————【3】———————————————————

Aber  nun hörte  sie  draußen des Großvaters tiefe Stimme,  und
jetzt  kam ihr alles in den Sinn :  woher sie gekommen war  und
daß  sie nun  auf der Alm Großvater  sei,  nicht mehr  bei der 
alten  Ursel,  die fast  nichts mehr hörte  und  meistens fror,  so
daß  sie immer  am Küchenfeuer  oder am  Stubenofen gesessen
hatte,  wo  dann auch Heidi  hatte verweilen  müssen,  oder doch
ganz  in der Nähe,  damit  die  Alte sehen  konnte,  wo  sie war,
weil  sie  das Kind  nicht hören konnte.                        .
 

    今度は声に出して読んでみましょう.

——いやん
——いやなの?


.———————【3】———————————————————
              
Aber  nun hörte  sie  draußen des Großvaters tiefe Stimme,  und
アーバー ヌーン ヘーアト ズィー ドラウセン デス グロースファータース ティーフェ シュティメ ウント  
jetzt  kam ihr alles in den Sinn :  woher sie gekommen war  und
イエツト カーム イーア アレス イン デン ズィン ヴォーヘア ズィ ゲコムト ワール ウント
daß  sie nun  auf der Alm Großvater  sei,  nicht mehr  bei der 
ダス ズィー ヌーン アウフ デア グロースファーター ザイ、ニヒト メーア バイ デア 
alten  Ursel,  die fast  nichts mehr hörte  und  meistens fror,  so
アルテン ウアゼル ディー ファスト ニヒト メーア ヘアテ ウント マイステンス フローア ゾー
daß  sie immer  am Küchenfeuer  oder am  Stubenofen gesessen
ダス ズィー イマー アム キューヘンホイヤー オーダー アム シュトゥーベンオーフェン ゲゼッセン  
hatte,  wo  dann auch Heidi  hatte verweilen  müssen,  oder doch
ハッテ ヴォー ダン アオホ ハイディ ハッテ フェアヴァイレン ミュッセン オーダー ドッホ  
ganz  in der Nähe,  damit  die  Alte sehen  konnte,  wo  sie war,
ガンツ イン デア ネーエ ダミット ディー アルテ ゼーエン コンテ ヴォー ズィー ヴァール 
weil  sie  das Kind  nicht hören konnte.                        .
ヴァイル ズィー ダス キント ニヒト ヘーレン コンテ


————————(訳)——————————————————— 
                    
でも、今度はハイジは、外でおじいさんの深く低い声を聞きました。
そして今、ハイジの意識にすべてのことがよみがえりました。
(やって来ました、kam)  どこからハイジは来たのだったか、
そしてハイジは今や、ウルゼルおばあさんのところではなく、
アルプスの牧場のおじいさんのところにいることを思い出したのです。

(alten  Ursel,  die と関係代名詞で続いているのですが、一旦切ります。)

ウルゼルおばあさんは、ほとんど、もう耳が聞こえなくて、いつも
寒がって、台所のかまどの傍か、ストーブの傍に座っていたのでした。
そうすると、ハイジもそこか、その近くにいなければなりませんでした。
そうすることで、(近くにいることで)耳の聞こえないおばあさんなので、
ハイジがどこにいるか見えるようにしたのでした。


————————《語句》———————————————————
                      
kam: 来た(過去形)<kommen  来る 
sie:  彼女は(ここではハイジを指していますので、
      ハイジと訳しておきます。)
aber:  でも、しかし  
nun: 今や、今、さて、 
woher: どこから
gekommen war:(過去完了)来ていた  
sei: (接続法)いる <sein  (~に)いる
  接続法については、追々学んでいきます。きょうは素通りします。
tief: 深い、  tief など形容詞が女性名詞につくと、tiefe になります
     (語尾にe がつきます。)   
Stimme: (女性名詞)声   
und: ~と、そして            
alles:  すべてのこと
hörte: 聞いた(過去形)<  hören(ヘーレン) 聞く
Großvater:(男性名詞)おじいさん( s がついているのは属格)
        (属格というのは所有格のことですが、後日学習します。)
draußen:(副詞)外で
jetzt:  今
Sinn: 意識、心、感覚
Ursel: (女性の名前)ウルゼル
Alm:(女性名詞)アルプス山頂の牧場
auf: (前置詞)~の上で(格支配については後日学びます)
Küchenfeuer:  (中性名詞)台所のかまどの火
Stubenofen:  (男性名詞)ストーブ   
meistens:  (副詞)たいていは
fast: ほとんど      
fror:  過去基本形 <frieren  寒がる
gesessen:   sitzen (座る)の過去分詞  
    (不規則動詞)
............sitzen....  saß...  gesessen 
...........ジッツェン ザース ゲゼッセン
   ここでは過去完了形で出ていますが
     これについては後日学びます。
dann: そうすると、その場合は、その時は
verweilen:  留まる、滞在する
damit:  それでもって
weil:  ~だから


—————≪学習する文法≫———————————————
    
きょうは動詞の過去形について学びます。
順序として普通は「現在形」から
学習するのですが、今読んでいるのは、「物語」なので
基本的にすべて「過去形」になっています。

そういうわけで、「過去形」を学びましょう。

ところで、本文中には2種類の過去形が出てきました。
「過去形」と「過去完了形」ですが、このうち、「過去形」を学びます。

動詞には、「3基本形」というものがあることは、
以前お話したことがありますが、不規則なものは、
独和辞典(できれば1冊用意しましょう。メルカリで安く
入手できないか、チェックしましょう。アマゾンでも格安
中古が見つかるかもしれません。)(高いのを買わないで!
飽きなかったら、新品を買い直せばいいのですから。
3か月間ほどは様子見しましょう。来年も続いていたら、
それから買えばいいと思います。)  

規則動詞の基本形は「語尾」が「-en」で終わっています。
「-en」を「-te」に変えると「過去形」になります。

そしてまだ習いませんが、過去分詞もついでに、先に覚えましょう。

動詞の頭に「ge」を付け足し、語尾は「en」を「t」に変える

 【 hören(ヘーレン) 聞く】 という動詞は
                                               
基本形:  hören  /  過去形:hörte  /   過去分詞:gehört
             (ヘーレン)           (ヘーアテ)           (ゲヘーアト)

のような3基本形を持っています。

kommen (来る)という動詞は例外で、不規則です。
(コメン)

基本形: kommen   /  kam   /  gekommen
                  (コメン)          (カーム)    (ゲコメン)
      来る     来た    (訳不能

「過去分詞」が訳出できないのは、意味がないからではありません。
ちゃんと、形容詞にもなりますし、受け身でも使いますし、
分詞構文にもなります。これは「過去の成分」と言っておきます。
料理で言えば、具材であって、料理そのものでなないので、
直接食べません。そういうものだと、今は思っていてください。

         (*^▽^*) 

きょうは、このうち、「過去形」について学びます。
過去形は、もちろん過去のことを話すときにつかいます。
今のドイツ語は、日常会話では、現在完了形(後日学びます)で
話すので、「過去形」は、主に、物語で使います。

では、使えるように、過去の人称語尾を覚えてください。


ich ———(過去形のまま)         wir ———(e)n
イッヒ                                                    ヴィーア

du   ——— st                                    ihr   ———  t
ドゥー                                                   イーア

er   ———(過去形のまま)            sie   ——— (e)n
エア                                                       ズィー


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                lernen (学ぶ)の過去形
             (レルネン)
 
ich  lernte.  私は学んだ         wir  lernten  私たちは学んだ
 イッヒ レルンテ                        ヴィーア レルンテン

du   lerntest   君は学んだ            ihr  lerntet  君たちは学んだ
ドゥー レルンテスト                         イーア レルンテット

er   lerntet    彼は学んだ             sie  lernten  彼らは学んだ
エア レルンテット                        ズィー レルンテン


さあ、これであなたも少しはドイツを学びました。
これを過去形で言ってみましょう。
少しはというのは、ein bißchen (新綴り:ein bisschen)
    ※ すみません。私の本が古いので旧綴りで失礼します。

Sie lernten ein bißchen Deutsch.

(本当は現在完了で言うところですが練習なのでね)